2024年4月26日金曜日

地域・保護者の方の声&真の“勇気”

家庭訪問が終わり,授業参観,PTA総会,学年総会,家庭訪問といった年度始めの諸行事が,ここで一区切りとなります。御多用の中,諸活動への御理解と御協力に深く感謝します。有難うございました。さて,4日間の家庭訪問の裏で,地域・保護者様から,学校に直接御連絡を頂く案件がいくつかありましたので,御紹介させていただきます。1件目は,「小学生が空き地の石を投げ,道にばらまいています。指導して下さい。」という,電話による御連絡でした。教頭先生が現場に急行して下さいましたが時既に遅く,当該児童はいませんでした。帰校した教頭先生からの報告を受け,どのような指導をするか協議しました。そして,翌日の昼の放送で事実を伝え,自ら名乗り出ることを期待することにしました。「自ら名乗り出る」。私には,この「自ら名乗り出る」という行為に,寸分の不安も有りませんでした。「ウチの子どもたちなら反省し,自ら名乗り出る」であろうと,確信に似た思いがありました。果たせるかな教頭先生の放送の後,下校前に,一人の男児が担任の先生に連れられて,私の所にやってきました。彼は,もう泣いていました。叱られる事への怖れのなみだではなく,自責の涙に見えました。確かに,普通であれば大目玉を食らっても仕方の無いこと。そこを,彼は「自ら名乗り出た」のでした。これをして「勇気」と言わずして,何を「勇気」と言うのでしょう。そして,いい子になるために,「勇気」を振り絞って名乗り出た男児の力を「生きる力」といわずして,何を「生きる力」と言うのでしょう。私が彼を叱らず,むしろその勇気を称えたのは言うまでもないことです。これが,本校の教育方針です。男児の名前を公表したいところですが,彼の名誉もあるので・・・。

2件目。携帯電話番号を交換している,とあるお母さん(保護者様)から次のショートメールが来ました。「おはようございます。今日は,築地地区の旗振りをしていました。6年生の横田さんの班が,横田さん以外は皆傘を持たずに登校していたようで,旗振りの交差点に来る頃には濡れていました。すると横田さんは,自分の傘を1年生に貸してあげたようです。ぜひ誉めてあげて欲しいと思い,連絡させていただきました」と。私は即「了解!とっても嬉しい連絡,ありがとう!!ビックにほめます。」と打ち返しました。私は,お昼の放送を用いて,横田さんの善行をお知らせすると共に,ビックに誉めました。学校が,内容は何であれ,保護者・地域と繋がっている。大事なことだと,改めて感じました。私と直にやり取りを御希望の方は,どうぞ御一報ください。連絡先をお知らせします。

さて,今日は新年度初の「Principal(=校長)タイム」(私がお昼の放送をさせていただくプログラム)をさせていただきました。話題は,校内や校区内の美しい花々について。中でも,ハナミズキが見事なので,そんな話をさせていただきました。今日の一曲は当然,一青窈さんの「ハナミズキ」にしました。



う~す紅色の♪(下は,おまけ)