関東大震災は今から99年前の1923年(大正12年)の9月1日,正午前に発生したと言われています。そのようなこともあり,3月11日近辺もそうですが,2学期スタート間もないこの時期に,小学校では大規模地震を想定した避難訓練がしばしば実施されます。本校でも本日,子どもたちに予告なしの避難訓練を実施しました。実際は,揺れのない中で,揺れを想像して訓練をするものですから,子どもたちも大変です。にもかかわらず,押原小の子どもたちは誰一人としてふざける子どもはおらず,先生方の御指導を守り,真剣に訓練に参加していました。講評担当の私の第一声が「素晴らしい!」であったことは言うまでもありません。子どもたちには「お・は・し・も・ち」,押さない・走らない・しゃべらない・戻らない・近づかないが,自らの命を守る基本であることを,大阪府高槻市の女児の事故を例に指導しました。南海トラフ巨大地震の40年以内の発生確率は90%と予測する報告があります。予想が外れることを期待しつつも,しっかりと備えていかなければと,訓練を行いながら思いました。もう1題。3年生は,図画工作で段ボールを使うとの理由で,今朝は段ボールを持参する子どもを数多く見かけました。そんな中,写真のように,ビニールで包まれた段ボールを持参する子どもも。「雨に濡れては・・・」と保護者が包んだことが容易に察しられました。工作展の工作を拝見しても,保護者の思いがうかがい知ることが出来ます。私達は,こうした大事なお子様方をお預かりしているいるんだ・・・。胸が熱くなりました。