昨日,外出しようと職員玄関に向かったところ,そこにある姿見(すがたみ)を見ながらダンスをする女児たちに声を掛けられました。「校長先生,レベル5の声って,どんな声の大きさですか」と。
この話には伏線がありまして,前日のお昼の放送で,私が南甲府警察署から「感謝状」を頂いた報告(←2月4日付けblog)の内容がベースとなっています。この内容とは,「参加者の皆さんは皆大人の方々でしたが,名前を呼ばれると3レベルの声の大きさで『ハイ』と応え,起立をしていました。そこで私は,小学校の校長先生なので,5レベルの声で『ハイ』と応え起立しました」といった内容です。
食事中の放送なのに,そこまでしっかりと聞いてくれていたのかと感激した私は即,その女児2人に「えっ!しっかりと聞いてくれたの」と問い返してしまいました。するとその女児たち,何て答えたと思いますか?女児たちは表情を変えることなく「当然です。いつもしっかりと聞いていますよ」と答えたのでした。
岸田前総理は御自身の優れた力として「人の話を聞く力」を挙げられました。
学校は,成長過程の子どもたちに,豊かな人生を歩んでいく上で必要な能力を子どもに育みます。「人の話をしっかりと聞く力」また「きくことができる力」は人の「生きる力」を支える中核的な力だと思います。
実は,自校の子どもを自慢するは少々恥ずかしいのですが,押小の子どもたちは人の話を聞くことがよくできます。全校集会や防災訓練の時など,私が話をしているとき,おしゃべりをする子はほぼいません。全校ので集まるときに,教務主任の杉山先生からもよく誉められます。押小の子どもたちは,人の話を聞く耳をしっかりと持っています。
私がこの女児たちを誉めたのは言うまでもないことですが,加えて誉めたことがあります。それは,人の話を聞けるのは,その人が「素直な心」を持っているからだ,ということです。本校の子どもたちは皆「素直な心」を持っていますが,この女児たちはその代表格だということです。
横田ひなきさん,宮下りるはさん。卒業しても,ずっと,「人の話をきける力」と「素直な心」大切にしてください。誠に立派!!!