5年生を対象に実施した防災授業(起震車・煙体験)の様子をお伝えしようと予定していたのですが,5年生の態度が剰りにも立派だったので,5年生の様子についてお伝えします。本校5年生は,残念ながら林間学校後も高学年としての自覚といったものがあまり芽生えず,運動会に向けての5・6年合同の集団演技の練習場面では,指導くださる先生から度々,御指導を受けていました。そのような運動会を経験した後の,集団としての成長ぶりは,運動会での様子でお分かりいただけたかと思います。そして,本日の防災の授業。山梨県立防災安全センターから2名の講師をお招きして,火災を想定しての煙体験(脱出体験)と地震を想定しての揺れの体験活動を行いました。そこでの5年生は,お話しくださる人をしっかりと見,無駄口をすることなく落ち着いてお話を聞いていました。挨拶をする度に背筋をしっかりと伸ばし,礼もしていました。誠に立派!予定に無かったことですが,終わりの会の後,私は子どもたちを別の所に移し(起震車近くはエンジン音でうるさかったため),そこで子どもたちを最大限に誉めました。今年の6年生もとても立派でしたが,来年も最上級生は期待できると心の中で確信しました。さて,本題の防災授業の報告。感想のみお伝えします。「煙があると周りが見えず不安になった。」(5-1橋本さん)「立ったときには周りは見えなかったが,座ったら見えた」(5-1河澄君)「本当の火事ならすごいことになる。周りが見えない中で,物に触りながら逃げたい。」(5-1岩下さん)起震車体験を行って。「こんなにも揺れるんだと思った。机に頭をぶつけ恐かった。」(5-1金丸さん)「足がすくんだ」(5-1中村光希君)「横で見ていたときよりも実際は揺れた。震度7は危険だと分かった。」(5-2児玉さん)「身近で起きるかもしれないので,避難の方法を頭に入れておきたい」(5-1坂根君)災害から命を守る学習。これからも,続けていきます。
2022年10月5日水曜日
2022年10月4日火曜日
協働して,昭和町の子どもを育てている
10月13・14日に中巨摩地区新人戦を控えている押原中学校。新チームになってからの最初の大きな大会ということで,練習にも一段と熱が入ってきました。そこで,早朝練習と放課後練習に,本校の体育館をお貸しすることとなりました。今朝は,男・女のバレーボール部が練習に訪れました。6年生と比べても,1周りも2周りも大きな中学生。さすが!と半分驚きながら見ていると,「おはようございます」,「おはようございます」,「御無沙汰をしています」と何人もの中学生が私に声を掛けてくれました。マスクで顔の大半が隠れていたため,正確なところは分からないのですが,かすかに微笑むおだやかな目元に,小学校時代の面影が・・・。そう,私に声を掛けたり,コートの向こう側から会釈をしたり,はたまた手を振ってくれたのは,常永小の卒業生でした。かつての校長先生と会って,知らないふりをしたり,無視をするのでは無く,挨拶してくれたり,会釈してくれたり。とても,幸せな気持ちになりました。そして,このような真面目でおだやかな中学生を育てている押原中学校に,同じ教員として敬意をはらいたくなりました。と,同時に,小学校は中学校と連携・協働して「昭和の子ども」を育てているのだ。押中教育に負けないように,しっかりと子どもたちを育てていかねばと思った次第です。本日,18日に山梨県水産技術センターと協働で実施予定の,今川での水中生物調査捕獲の下見を,学校運営協議会志村会長,本校理科主任の土屋教諭,そして私の3名で行いました。小魚の群れにいくつも遭遇し,その向こうに子どもたちの喜ぶ顔が浮かびました。「押原地区 ふるさと探検」では,今川沿いの遊歩道も,コースになっています。ぜひ,山梨の「安曇野」を味わって欲しいです。
2022年10月3日月曜日
大人の話・・・人事評価制度に伴う授業参観
いよいよ10月に入りました。令和4年も余すところ三月(みつき)あまり。1日1日を大切にしていきたいと思います。引き続き,本校教育活動への御理解・御協力をお願い致します。さて,山梨県公立小・中学校の教職員は,地方公務員に属することから,地方公務員法適応の対象となります。この法律の中には,「人事評価の実施」が記されており,よって本校においても同評価を実施します。また,本県では,同評価の基礎資料として管理職による授業参観等が求められていることから,本校でも本日から,全ての教壇教諭の授業を私と教頭とで参観させていただくことにしました。Startとなります本日の授業観察は,たんぽぽ1組にお邪魔して,齊藤美津子先生の国語の授業を拝見しました。「へん」と「つくり」からなる漢字の構造を学習する本時では,類似した漢字を探し出し,カードに書き写すといった活動や,NHK for Schoolを視聴するなど,子どもたちの興味・関心を絶やさぬような工夫が随所にちりばめられた授業でした。ちなみに,「教職員の資質・能力の向上」も,本評価制度のねらいの1つとなっています。11月5日に「押原地区 ふるさと探検」を実施しますが,紙漉阿原地区内「旧かまくら街道」から南アルプスを望む風景,手前に実り豊かな田んぼが広がり,その奥に大きなビニールハウスがあり,小川の向こうに南アルプス・甲斐駒ヶ岳・八ヶ岳まで望める「この風景」。私にとっては,“ふるさと昭和”の原風景として,大好きな風景,後世に残したい風景の1つです。
2022年9月30日金曜日
ゆく河の流れは絶えずして、とどまりたるためしなし。
昨日,3年生は,(公社)山梨科学アカデミー主催事業「未来の科学者訪問セミナー」で,北杜市オオムラサキセンター副館長冨樫(とがし)和孝先生をお招きし,「昭和町の小川に住む生き物」というテーマで授業を行っていただきました。これは,お伝えしたとおりです。実は4年生は同時刻,押原公園に出向き,昭和防災センターを中心に昭和町の防災施設・設備について見学するとともに,危機管理担当の三井様などから具体的な御説明をいただきました。日が変わり,6年生は本日朝から,10月17日実施予定の陸上記録会に向けての取組を,本格的にStartさせました。体育の時間だけで無く,朝と放課後の練習が予定されています。運動会は,5日前の日曜日でした。子どもの成長は「とどまりたるためしなし」とはいえ,学校の教育活動も「とどまりたるためしなし」です。
2022年9月29日木曜日
科学の種をまく「未来の科学者訪問セミナー」開催
本日,3年生は,北杜市オオムラサキセンター副館長冨樫(とがし)和孝先生をお招きして,「昭和町の小川に住む生き物」というテーマで授業を行っていただきました。これは,(公社)山梨科学アカデミーの主催事業「未来の科学者訪問セミナー」として開催しました。テーマは,「ふるさと教育」「SDGs(環境教育)」等の視点から,本校が設定しました。押原小学校はこれと平行して現在,ビオトープの改修を行っており,晴天ならば10月18日(火)に山梨県水産技術センターの協力を得て,昭和町内の河川で調査捕獲した魚をビオトープに放流する予定でいます。本日も,今後,本校ビオトープでその姿を見ることになるであろう川魚のスターであるドジョウやミナミメダカの他,ハゼに似たカマツカやアブラハヤ,沢ガニ,はてはニホンスッポンの子どもまで(これ等は全て鎌田川で捕獲されたとのこと)お持ちくださり,子どもたちは間近で観察をしていました。「都市化が進み,昭和の川にどれほどの魚がいるか不安でしたが,清流の上に色々な生き物が生息していてビックリしました」とは冨樫先生の感想。「昭和町の自然で初めて知ったことが多く,また自然の生き物のことを詳しくしれて良かったです。自然の大切さ,自然のすごさを知ることができ,家族にも伝えていきたいです」とは児童代3年2組の吉田君の感想。3年生にして「自然のすごさ」に気づくとは。企画した者として,これに勝る喜びはありませんでした。ふるさと昭和を愛する心,ふるさと昭和の自然を愛し,誇りに思う心を,一層育んでいきたいと思います。
2022年9月28日水曜日
押原小の秋
朝,校区内を歩いていると,金木犀(きんもくせい)のかおりが,漂ってきました。もう,そんな季節なんだなと,秋を実感した次第です。ちなみに,コンビニエンスストアのカウンターには,クリスマスケーキのカタログと共におせちのカタログも。考えてみると令和4年も残り三月(みつき)です。昨夜は,臨時学校運営協議会と「押原地区 親子 ふるさと探検 説明会」を合同で開催させていただきました。議題の中心は11月5日(土)に開催予定の「ふるさと探検」についてでした。何せ,初めての試みであることから,御協力を願う交通安全指導員(安協)の皆様や共催いただく「押越区生涯学習推進委員会」との打ち合わせを入念に行いたかったからでした。いくつかの課題を御指摘いただくなど,事務局としては大変有意義な会となりました。御意見を参考に,計画の改善を図り,10月の中旬をめどに,具体的なものを児童及び保護者の皆様方にお示ししていきたいと思います。さて,秋の全国交通安全運動に合わせ,本校においても朝の登校指導を,昨日よりStartしました。安協の皆様方にも,お力添えをいただいております。秋の日差しが降り注ぐ中,ザリガニを捕獲した子どもも。押杜も,秋の風情です。
2022年9月27日火曜日
何事もフォロー‐スルーが大事
小学生の頃,夏休みになると,地域のソフトボールのチームに入り,朝な夕な,練習に参加していました。そこで,指導者の方から教えていただいたことに,「ボールを打った後のフォロー‐スルーが大事」という教えがありました。辞書によると,follow-throughとは,「球技などで、球を打つ・投げる・蹴るなどしたあとに、腕・足を最後まで振り切る動作」と書いてあります。しかし,この「やりきる」という行為は,何も球技の場合のみ大切なのでは無く,何事においてもだと思います。そういったわけで,本日,中休みを用いて,白組・赤組に分かれて「運動会まとめの会」が開かれました。最上級生の6年生が1人ひとり感想を述べたり,リーダーとして下級生に感謝の言葉を述べたりした後,5年生の音頭により下級生が6年生に対して感謝のエールを送る場面もありました。こうした上級生と下級生の「絆づくり」も運動会の一連の重要な柱。運動会が終わったならば,「やりっぱなし」では無く,たかが15分程度ですが,こうしたfollowがとても重要だと思いました。このような学びが繰り広げられる押原の学び舎(まなびや)を,秋の日差しが静かに・優しく包んでいました。