2025年3月3日月曜日

【6年生を送る会・番外編】学校は子どもたちにも支えられている

 

“オシハランジャー”の友情出演もあった金曜日の6年生を送る会。前回のblogではお伝えしきれなかった部分を【番外編】として,追リポートします。

当日は,体育館を少しでも華やいだ雰囲気にしようと,学年毎に分担か所を決め色々な飾り付けがなされました。その中の一つ,北西の壁を飾ったハトには,さりげなく在校生のメッセージがしたためられていました。

さりげなく,6年生への感謝の気持ちが,あちらこちらにちりばめられていました。
愛しい子どもたちの巣立ちを祝して,野呂瀬先生はギターを奏でました。
そして全校合唱のSmile Again♪ 指揮を5年生の浅川りゅうまさんが,伴奏を同じく5年生の伊藤まいかさんが担当してくれました。2人とも,大勢の中でとても立派に,それぞれの役割を果たしてくれました。

ところが,合唱が終わるやいなや,伊藤さんはピアノを離れ膝を抱え,ぽろぽろと涙を流し始めました。途中,思うように伴奏が出来なかったことを悔やんだようでした。私事で恐縮ですが,小4のリコーダーのテストで指がブルブル震え,穴を上手く押さえられず,P-と汽笛のような音を出してしまった経験のある私。小学校教員の免許状を取るために課題曲の「夕焼け小焼け」だけを必死に練習し,なんとか単位をとった私からすると,気にするほどの出来事ではなかったのに,伊藤さんは目を真っ赤に腫らしていました。伴奏指導を行ってくれていた梶原先生が,私に解説してくれました。「伊藤さんは,ここ2週間くらい,中休み・昼休み,必ず音楽室にこもって練習をし続けていたんです。そして昨日の昼も,今朝も完璧に伴奏できていたんです・・・」と。モンスター級の緊張にひるむことなく猛練習というカタチで「6年生を送る会」と正対した伊藤さんは誠に立派でしたし,ミスに悔し涙を流せる伊藤さんもこれまた立派。「人は,こういった経験を積み重ね,一回りも二回りも大きくなる」とは伊藤さなには失礼な言い草で,自分の役割に真剣に向き合い,最高のパフォーマンスを試みようとした伊藤さんの生き方,姿勢が,だだ私の心を打ちました。そして,伊藤さんにとって「6年生を送る会」は成長の場であったのかも知れませんが,私からすると伊藤さんのような子どもたちの努力によって押原小学校の「もっと×もっと×もぉ~っとイイ学校」は支えられているのだと気付かされたような気がしました。伊藤さん,誠に立派でした。そして,有難う。これからもお互い,がんばって行こう!!!