2024年11月7日木曜日

「ふ」だんの 「く」らしを 「し」あわせに (6-1担任 望月 麻絵)

 ちかごろ,校長室で仕事をしていると,窓ぎわに私を訪ねてくれる方がいます。

「じょうびたき」です。ふっくらとした体を,フリースのような冬毛でつつみ,心持ち長めの尾を,タクトのように上下に揺らします,その,かわいらしさと言ったら・・・。そんな小鳥たちの住みかでもある環境が,子どもたちの学び舎(まなびや)でもある。本当に,幸せなことです。
朝のロータリー。今日は,6年主任の望月先生に,御担当いただきます。


1031日(木)に,築地新居にある優和福祉専門学校の方による出前講座を行い,6年生が「高齢者との共存」についての講和を聴いたり,高齢者体験を行ったりしました。

 日本は高齢化社会であり,それは昭和町においても同様であること,いつか必ず自分自身もその時が来ることを思えば他人事ではないことを念頭に置き,授業に参加しました。

 高齢者体験では,3つの体験を行いました。「ゴーグルをつけて塗り絵をしてみよう!!」では,高齢者の見え方になるゴーグルをつけながら,色鉛筆で塗り絵をしました。普段当たり前のようにできている色の区別が難しく,できあがった塗り絵を見て,思っていた色と違う色で塗っていたことに驚いていました。「軍手をつけてお金を数えてみよう!!」では,両手に2枚ずつ軍手をしてお金の出し入れをしました。関節が曲がらなくなり,指先を思うように使えないことの不便さを感じていました。「高齢者の身体ってどんなかな?」では,足にサポーターをつけ,重り入りのベストを着用し,杖をついて階段の上り下りをしました。こんなに体が重く感じたり,ひざの曲げ伸ばしができなくなったりすることの大変さがわかりました。

 まとめとして,「高齢者だから・・・」「障がいがあるから・・・」「赤ちゃんだから・・・」ということだけではなく,普段から身の回りで困っている人に声をかけよう,助けてあげようという気持ちが大事だということを学びました。6年生にとって,とても有意義な学びの時間となりました。