2024年11月27日水曜日

特別支援教育・・・First classの教育サービス

 

人は人格的に異なる個性を有し,能力的には,これまた個々によって異なる特性を持っています。個性,特性の無い人などいません。学校はそのような人を,集団に生きる人間に育てていく場所だと考えています。

さて,その学校で,特別支援学級は,他の学級よりも特性の強いお子様方が集う学級なので,ことさら多彩な指導方法(指導の引き出し)をお持ちの方に担任していただくべきだと,学校経営に当たる者として考えています。特別支援教育を見れば,その学校の目指す学校が分かる。特別支援学級とはそのような存在であって欲しい・あるべきだと願ってます。


今日は,国語の授業の位置づけで,「十(じゅう)」について学習指導を行っていました。①ドングリを用いて,十を数量的に認識させる。②10と,数字標記を確認する。③「じゅう」とひらがな表記を小さな「ゅ」の標記に気を付けながら学習する。④次に,「じゅう」の読みを確認する。⑤漢字表記の「十」を学ぶ。⑥最後に十円玉を用いて,実生活に学びを結びつける。常に,子どもに寄り添って・・・。
授業の最後に,児童と学習を振り返り,しっかり学べたことを花丸で評価。こういった授業により,児童は自身で学びを実感し,導いてくれた先生に信頼を寄せる。先生への信頼が,次の学びを深いものに誘う。
特別支援教育は,その学校のFirst classの教育サービスを体現したもの。そうあって欲しいと考えています。本日のFirst classの担当CAさんは青柳先生でした。いち教員として申し上げますが,私にはこのような授業は出来ません。