地域学校協働活動の一環として,本年度から開設したサマースクール「押杜っ子CLUB」。8講座の締めくくりは水泳でした。Blue earthでコーチを務められる本校保護者OBの伊藤円様が,講師をお務めいただけることになったことから,本講座は開設することが出来ました。初級・中級・上級者。「対象をどこに置くか」から,打合せはスタートしました。そして,普段,なかなか手を差し伸べきれない「初級(水に顔を付けられない)者を対象に,講座を開きましょう」ということになりました。本日の受講者の中には,高学年の児童もいました。ここには,何とか水への恐怖心を克服したいとの,子どもの「生きる力」,「成長したい」という強い意志が感じられました。果たせるかな,伊藤コーチの素晴らしいコーチングの成果もあり,どの子も見違える様にステップアップしました。この一つをとっても,「経験の夏 体験の夏」と銘打った今回の「押杜っ子CLUB」。開講した甲斐があったとおもいます。参加した全ての子どもから,アンケート形式の振り返りシートを提出してもらいましたので,後日,「子どもの声」を報告させていただきます。教育とは,子どもたちに「可能性」という種を蒔く営みと考えます。そういった意味に於いて,約90名の子どもたちにとって,この夏の経験・体験が有意義なモノであったと,願いたいと思います。本日,「押杜っ子CLUB」の記事を,山梨日日新聞社様が掲載してくださいましたので,過日の「防災教室」の記事と共に紹介させていただきます。1学期間お付き合いを頂きました本blogも,本日をもってしばらく,夏休みとさせていただきます。日々お読みいただきまして有難うございました。最後に,十分御理解いただいているとは思いますが,本日の講座に参加した児童を詮索しないでください。そして,その努力とやる気を称えてあげていただきたいと思います。また,場所柄,写真が少ないことも,お許しください。時節柄,御自愛ください。
2023年7月27日木曜日
2023年7月26日水曜日
押杜っ子CLUB3日目(ダンスA・B+プログラミング)
押杜っ子CLUB3日目となる本日は,ダンスA・Bとプログラミングの3講座を開講しました。ダンスA・Bは保護者の皆川千香子様に講師をお願いしました。ダンスは,皆川様の御厚意により3年生以下のAと4年生以上のBの2講座,開講して頂きました。リズミカルでありながらも,激しすぎない程よい曲に合わせ,楽しく踊ることが出来ました。合間に,柔軟体操も入れて頂きました。
一方,プログラミングは,普段からギガスクールサポーターとして御指導を頂いている,地域在住の小林康博様に御指導いただきました。まずは魚やタコ,カニ,或いは海藻を手書きし,それらに動きを加え,海中の世界を思い思いに作り出すという作品作りでした。子どもの考え,センスが表現されるということで,とても面白い時間になりました。
2023年7月25日火曜日
押杜っ子CLUB2日目(イラスト+写真)
押杜っ子CLUB2日目となる本日は,イラストと写真の2講座を開講しました。スラストは駿台甲府高等学校美術デザイン科の生徒さんに講師を依頼しました。本校児童16名に対して,1年生から3年生までの10名の生徒さんが来校下さいました。そして,下絵の描き方から,色付けまで,親しく・優しく御指導くださいました。
写真は講師に,入学式や卒業式,卒業アルバムなどでお世話になっているPhotoスタジオの小宮山様をお願いしました。最初に,構図を決めるなど,テクニカルなことを御伝授頂き,早速,校庭で撮影会。その後図工室で,各自作品を紹介しつつ,小宮山様から御講評を頂きました。どれもこれも,私のblog写真より立派。(^_^;)
2023年7月24日月曜日
押杜っ子CLUB1日目(お菓子作り+日本文化(畳・茶道))
この夏,初めて開設する,押原小学校地域学校協働活動「押杜っ子CLUB」が,いよいよ本日からスタートしました。記念すべき第1日目の本日は,「お菓子作り」と「日本文化(畳・茶道)」の2講座が並行して行われました。「経験の夏・体験の夏」の始まりです。お菓子作りの講師は,保護者の神谷広員様。マフィンが,外カリ・中フワで仕上がりました。
日本文化の畳については,同じく保護者の塩澤政博様,茶道は築地地区の福田社中(代表 福田聖子様)の皆様とお仲間の方々に御指導頂きました。多目的室が,千利休や豊臣秀吉が現れる様な茶室に大変身。
2023年7月23日日曜日
2023年7月22日土曜日
防災教室(4年)体験編
生命維持のため食べたら,必ず排泄する。そこで,ボランティア・「防災ブレーメン」の手ほどきで簡易トイレづくりに挑戦。その後,NTT東日本の全面協力で「災害用伝言ダイヤル171」の体験。夕食は,非常食アルファ米を実食しました。普段から学習していることではありますが,災害時に並ぶという行為は,基本中の基本です。
防災教室(4年)講義編
社会科の学習で「自然災害」を学習している4年生。学んだことを「生かす」場面として,1泊2日の宿泊防災教室を実施しました。保護者・地域の皆様にも御参加頂き,県防災危機管理課・町危機管理室の担当者から講義を受けました。
2023年7月21日金曜日
1学期終業
71日間の1学期が終業し,34日間の夏休みに入ります。本日は4年ぶりに,全校そろっての終業式を実施しました。
終業式では,4名の児童代表が原稿を見ずに,挨拶をしてくれました。(右から,2年塩島さん,4年小林さん,6年菊池さん,そして児童会代表の渡辺さんです。)本校の伝統にしていきたいです。
生徒指導担当の中込敦子先生が,絵図を用意し,夏休みの過ごし方について指導してくれました。本来ですと今学期のblogは,これにて休止ですが,今週末には4年生の宿泊防災教室,来週には地域学校協働活動関連の押杜っ子CLUBを開催しますので,今しばらくお付き合いいただきたいと思います。
2023年7月20日木曜日
1学期最後の給食
本日,1学期最後の給食でした。今学期,1,6年生には66回の,4年生には68回の,そして2,3,5年生には69回の給食を提供しました。今日の献立は,ナン,(ひき肉たっぷりの)ドライカレー,鶏肉のバジル焼き,カラフルソテー,レモンフルーツジュレ,牛乳でした。
人の口に入るモノを作るというのは,これまた細心の注意を必要とする大変なお仕事です。給食センターの今福所長さんや中込ユキ栄養教諭の御苦労がしのばれます。過日こんなことがありました。「ゆでとうもろこし」が提供された日のことです。とあるクラスから「異物混入」事案として,とうもろこしと共に小さな虫が届けられました。農村・昭和村ならある・あるの夏の出来事も,Showa-cityの子どもたちにとっては「異物混入」事案かと,隔世の感を覚えた次第。されど,大事なお子様方をお預かりする学校の長,教育行政末端の組織“学校”の総責任者としては,「適切」に異物として処理し,給食センターに報告しました。後日,私の所に給食センターより,調査結果が届いたのは言うまでもないことであります。小学生の頃,まさしく食べようとしたトウモロコシから,今回のよりもう少し大きな“やつ”が出てきて,「わっ」と声を上げた私に,「取って食べれば大丈夫だよ。虫が付くっていうことは,それだけ美味しい証拠だよ」とささやいた祖母の言葉が,妙に懐かしく思い出されました。2023年7月19日水曜日
学期末2(豆記者来室+夏休みへの助走)
昨日,4年1組所属の豆記者が4名,校長室に来室してくれました。聞けば,国語の授業で「新聞作り」に取り組んでいるとか。学校の施設のことから私の校長としての考えまで,多岐にわたる質問を承りました。左から,浅川記者,伊藤記者,御崎記者,後藤記者の面々です。
さて,4年生は授業終了後,今週末に予定している親子レクの準備をしました。と,言うのは,4年生は土・日の1泊2日で,水害を想定した防災教室と避難所宿泊体験を実施します。しかし,あまりグリグリしてはと,夜に親子レク(スイカ+打ち上げ花火+吹き上げ花火+手持ち花火)を実施します。暗がりで,袋から1つ1つ出すのでは,手間がかかり,場合によっては「それ,俺のだよ」と,●んかのもと。そこで,花火を袋から取り出し,バラした上で,自分の名前を記したビニール袋に入れる作業をしました。夏休み,もうすぐそこです。2023年7月18日火曜日
学期末(NHKの取材+校長賞)
「暑い」と口にするのがある意味,はばかれる様な暑い一日。危険な気温となったため,中休みも・昼休みも,子どもたちを屋外で遊ばせることは出来ませんでした。そのような中,NHK甲府のキャスター宿輪様が,本日は図書館司書の功刀先生が行っている,沢山本を読んだ子どもに,使わなくなったBookカバーを利用してお手製のペーパーバックをプレゼントする取組を,取材に訪れてくださいました。
さて,今年の夏休みも「校長賞」の取組を,保護者の皆様のお力添えを得ながら行います。詳しくは,通知を御覧下さい。昨年同様,保護者様から推薦があった子どもには,もれなく校長賞を授与します。2023年7月14日金曜日
子どもにとって魅力有る学校・楽しい学校
それは,究極的には,安全で安心して過ごせ,学習も楽しく行える学校。+子どもの事を親身になって面倒を見てくれる先生がいて,いい友達がいっぱい居て,給食が美味しくて・・・。楽しい行事があるというのも,重要なファクターだと思います。今日は中休みに,体育委員会が計画してくれたドッチボール大会が開催予定でした。子どもたちも,大変楽しみにしていました。体育主任の松田先生を中心に,何名かの先生方は朝から校庭にラインを引き,準備に取り組んでいました。ところが,いざその時間になると・・・ザァー。やむなく2学期に延期となりました。子どもたちの落胆の音が聞こえてくるようでした。
3年2組の朝の会にお邪魔しました。深澤ここなさんがスピーチのコーナーで,家族でリニア見学センターを訪問した時のことを話してくれました。事前に書いてあった作文を読んでくれたのでしたが,理路整然とした文章で,しかもノートを見るととても丁寧にに文字が書かれていました。あまりにも立派だったので皆で拍手をしました。私は,深澤さんのスピーチに続けてリニアの話をしました。品川まで15分。名古屋まで45分。この子どもたちが社会の第一線で活躍する時代は,そのような時代になります。未来に羽ばたく子どもたちを育てているんだ。そんな思いを強くした瞬間でした。2023年7月13日木曜日
「あと1回」
357名のお子様をお預かりしていると,全ての子どもが一律的に,定まった日課表で生活できるかといえば,正直なところそうでもありません。1つの行動から次の行動への移行がスムーズに出来ない子どもも多少います。一昔前までは「何やってるのー」と叱られておしまいでしたが,子どもの心(←私は,社会を映す鏡と捉えています)が複雑になった今,そんな単純なものではないと考えています。教頭先生が「もうー,休み時間は終わったよう-」と大きな声で声を掛けてくださいました。ところがPK合戦は終わりませんでした。そこで,教頭先生がもう一声掛けてくださいました。するとその少年,「あと1回」と応えました。そしてその少年,自分が宣言したとおり,1回ボールを蹴った後,児童玄関へと歩みを進めました。集団生活の視点からすると,当然課題が残りますが,一人の生き方からすると「之もあり」であると共に,成長過程の子どもからすると,自分で自分の行動を決められたという点から「合格」かも知れないと思った次第です。2年3組山本学級では,学期末のテストが行われ,担任が「はいどうぞ」とテストを1人一人に手渡すと,子どもたちは「ありがとう」と礼を述べて受け取っていました。こういうことを丁寧に指導するのも大事な教育。このように考えています。
2年生のテラスには,理科の観察で用いているプチトマトの鉢が,児童用玄関にはこれまた1年生の朝顔の鉢が,それぞれ持ち帰りの時を待っていました。