過日,1月7日(日)に地域交流センター(押中体育館)を会場に,昭和町及び昭和町教育委員会の共催による「昭和町二十歳のつどい」が催され,押原小学校校長という立場で参加させていただきました。次第の中に五項からなる「昭和町町民憲章」の斉唱があり,いち町民として改めて,昭和町民としての誓いを新たにしました。また,町立学校の校長として,町民憲章に記されているような子どもを育てていかねばならないと,襟を正した次第です。その中の一つに「きまりを守り,住みよい町をつくります」という一項があります。きまりの遵守,共同社会の構築力は,初等教育の重要な柱です。その見本となるような行いをした児童が,新年早々現れたので御報告します。朝,登校指導を終え児童玄関で靴を履き替えようとした時,「先生」と声を掛けられました。振り返ると,朝,旗振りをしてくださった保護者様でした。聞けば,通学途上の子どもが1,000札を拾い,扱いを託されたとのこと。そこで,学校にお届けくださったということでした。お勤め前のお忙しい時間に御対応くださった,この保護者様にも深く感謝した次第です。私は即,校内放送を入れ,拾ったお金を届け出た児童は,学級担任を通じて申し出るように伝えました。程なく,2名の児童が担任に付き添われ,職員室にやってきました。警察に届け出る都合上,地図を用いて状況を確認し,その上で二人の善行を讃えました。こういったことを淀みなく,自然と出来る町民を育てていかねばと,改めて諭された気がしました。河西さんと功刀さん,誠に立派でした。
(二十歳の集い)