「嬉しかった,避難訓練」?。何とも意味不明な表現。小学校の校長たる者の用いる表現ではないと,お叱りを受けそうですが,これが私の偽らざる気持ちなのです。本日,本年度最後の避難訓練(地震を想定)を実施しました。子どもたちには,「本日,中休みに実施しますよ」と告知しない中での,実際を想定しての訓練でした。能登半島地震の直後だけに,実施する当方としては,とても真剣でした。一方,子どもたちにとっては難しい訓練でした。揺れていない中で,放送を聞き「あっ!この前,先生が御指導下された避難方法で避難しろということだな」と想起して,取り組まねばならなかったからです。ところが,校庭・押杜にいた校舎外の児童も,校舎内の児童も,マニュアル・指導の通りに上手に避難しました。子どもの中にある真面目さ,能登の被災者への思いが,幼子をして,そうさせたのだと私は思いました。また,これは,学級担任の先生方が職員会議での打合せどおり,事前に子どもたちに御指導下された賜だとも思いました。基本的に,適切な指導無くして,適正な避難の能力は育まれないと思います。先生方の御指導を我が物として立派に訓練を成し遂げた子どもたち,そしてそれを実現せしめた先生方の指導がしっかりと行われたことが,学校管理者として・校長として「嬉しかった」のでした。その後の反省会に於いても,ふらふらと歩き回る子など,1人も居ませんでした。皆が,指導・講評を行う私の話に耳を傾けていました。本当に嬉しかったし,立派な避難訓練でした。私がその場で,全校児童を誉め,先生方にねぎらいの言葉をかけたのは,言うまでもありません。
今朝は日差しも無く,とても寒い週明けでした。田んぼの水はスケートリンクを思わせるように,厚くしっかりと凍って居ました。ブルブル(>_<)