2024年2月28日水曜日

心を込める!

 明後日の6年生を送る会を控え,各学年の練習も佳境を迎えています。本日4校時には,2年生が多目的室で,仕上げの練習を行っていました。呼びかけあり,合唱あり,パフォーマンスあり,隊形移動有りと盛り沢山の内容です。そのような演目の最後,締めの号令担当河内あまねさんは,応援団のように両手を腰に回し,身体をのけぞらせながら大きな声で,号令を掛けていました。皆の1つ1つの思い,きっと6年生に届くと思います。

最前列では,傘が舞っています。

年度末を控え,連日,放課後は中央公民館で会議,会議です。昨日は町長さん御出席の下,「昭和町立学校給食センター運営委員会」が開催されました。アレルギー対応や食材納入業者の選定等,多岐にわたり協議がなされました。福岡県で発生した,給食時の事故に関連して,緊急対応はどのようになっているのかといった質問も出されました。

本日は,本校が研究推進重点校の指定を受けている,コミュニティ・スクールの実践報告会がありました。この1年,新聞,放送など,数多くのメディアに取り上げていただいた実践事例を,報告しました。(先週から,この報告書づくりに大変苦労しました。子どもたちが大量の宿題を出された時の大変さが,しのばれました。)


2024年2月27日火曜日

優しい子どもたち

 阿原から踏切に向かう長ぁ~い,一本道。とある班が1列で登校してきます。ところが,道半ばで歩みが止まり,班員がダンゴ状態になりました。一目でトラブル発生が分かりました。歩み寄り,事情を聞くと,とある子のランドセルの中身が,不注意で散乱してしまったとのこと。皆で拾い集めてくれていたのでした。なんと,心優しい子どもたちでしょう。その中の1人が,工作で用いるティッシュBoxなどを複数個入れた大きな紙袋を手に提げていました。難儀であろうと,私が持ってあげようと申し出ると,臨時で班長をしていた5年女児が,「校長先生,私が持ちましょうか」ですと。この気遣いに,ビックリしてしまいました。大坪さん,本当に優しいですね。立派な6年生になること間違いなし!



2024年2月26日月曜日

第3回学校運営協議会,開かれる

 昨日の降雪とは打って変わり,風は強かったものの温かい日差しが,押原小学校を照らしていました。日差しは確実に,早春です。

そのような中,本日午後には,本年度のまとめとなる第3回学校運営協議会(会長 志村隆 様・河東中島在住)が開催されました。学校運営協議会は,校長が学校経営に対しての御意見を頂く,民間会社でいうところの社外取締役会のようなものです。地域との連携・協働を強く標榜している本校では,4つの区の区長様に,委員として参加していただいています。今回は,昨年末に実施させていただいた学校評価の結果を踏まえて,御意見を頂きました。委員の皆様方からは,「安全確保のために,定めた通学路を用いての下校を徹底させた方が良い」と言った御意見や,本校のいじめ及び不登校の現状についてのお問い合わせ,2年間に渡り行ってきた「押原地区ふるさと探検」についての御質問を頂きました。更に,「家庭学習の手引き」の使い方や内容の進化などについても話題に上げていただきました。頂戴した御意見を基に,来年度,もっと✕もっと✕もっといい学校になるよう,学校経営案を練っていきたいと思います。




2024年2月22日木曜日

「幼保小の架け橋プログラム」(保幼小の連携)

2月19日付けblogで,「中1ギャップ」解消の取組について御紹介をさせていただいたところです。そのような中,本日は小雨が降る中を,本校に雨合羽を着た14名の可愛い訪問者がありました。実は教育界は,「小1プロブレム」(小学校に入学してからの学校生活に適応できず,新入児が精神的に不安定な状態に陥ってしまう教育課題)に対応すべく,保育園・幼稚園・こども園と小学校が連携して教育活動に取り組む「保幼小の連携」を,積極的に行っています。近年はこの動きを加速させ,育てる子どもの姿を共有し,連続性のある教育活動を行おうという「幼保小の架け橋プログラム」が普及し始めています。本校はまだ,地域の保育園様・幼稚園様・こども園様とそこまでの動きに至ってはいませんが,継続的に「保幼小の連携」には取り組んでいます。その一環で,本日は「げんき夢こども園」の子どもたちの訪問を受け入れさせていただきました。短い時間ではありましたが,本校1年生との交流会も企画され,楽しくも充実した心の交流の場となりました。3月4日には,「竜王あら川こども園」の年長さん18名の訪問が予定されています。



火曜日の気温25度は何だったのかと思うような寒く,しかも暗い朝でした。子どもたちは,元気を振り絞って雨の中を登校してきました。せめて明るく迎入れてあげようと,児童用玄関の電灯を全て点灯しました。この「心の灯火」は,2年3組担任の山本大輔先生が,気を利かせて行ってくれています。

昨晩は,小雨の降る中,今年度最後となる,PTA第4回学校委員会が,午後7時から開催されました。登校班編制に関わる課題や改善策に付いて御意見を頂きました。来年度に引き継ぎ,改善していきたいと思います。




2024年2月21日水曜日

ふるさと昭和を愛する子どもに

 本日,地元紙・山梨日日新聞において,再び本校3年生の学習を取り上げていただきました。3年生は今年,「私たちのふるさと昭和町」をテーマに,社会科の学習をベースにした総合学習を展開してきました。山梨とれたて農園の長瀧雄大様にお世話になってきたことは,これまでにお伝えしたとおりです。今回も地域の方に,本当にお力添えを頂きました。新聞記事中の「イラストレータ-の保護者」とは,4年石原伊織さんのお母様で,テンエイドの石原美和様のことです。石原様には,学年を超えて御指導をいただいています。ここに感謝を込めて御案内致します。今後は,昭和町役場に御協力を仰ぐ中で,「ガイドBook」の配布という形で,地域に発信していく予定です。



2024年2月20日火曜日

ポカポカ陽気に誘われて

 ポカポカ陽気なのか,暑いと言った方が良いのか?少なくとも2月の陽気ではありませんでした。昼休み。この陽気に誘われて,半袖の子ども,続出!

さて本日,南甲府警察署より「感謝状」を頂戴しました。理由は「警察活動に対する深い理解と積極的な御協力」とのこと。中でも,交通指導を高く評価いただいたと承っています。しかし,私からすると,むしろ,交通指導で感謝状を贈るべきは,本校から警察官の皆様に宛ててであり,昨日も警察官の皆様が,早朝から正門付近で児童の登校を見守ってくださっていました。警察官の皆様,日々有難う子ございます。
ちなみに今晩7時より某局にて,「警察24時」なる番組が放映される予定です。是非この機会に,私たちの安心できる暮らしを守ってくれる警察行政について理解を深めていただければと思います。-番組ファンより-
空には・・・




2024年2月19日月曜日

「中1ギャップ」解消への取組(小中の連携)

 「中1ギャップ」と言う言葉や教育課題を御存知でしょうか。10年程前から教育界において問われるようになった教育課題で,「一部の子供が、小学校6年生から中学1年生に進級した際に被る、心理や学問、文化的なギャップと、それによるショックのことである」と一般的に解されています。原因としては,「先輩・後輩という関係の出現」,「異なる小学校出身者同士の人間関係の構築」,「勉強の負荷の増大」,「第2成長等に起因するいじめの激化」などが指摘されています。具体的には中学校生活になじめず,「不登校」に陥ったりするケースも散見されることから,昭和町教育委員会では,この教育課題に取り組むべく,小中の連携を積極的に行っています。先週の木曜日,この取組の一環として,中学校の先生方による,6年生を対象とした出前授業がありました。中学校入学以前に,中学校の授業の雰囲気に慣れたり,顔見知りの先生を作ったりと,子どもが感じるギャップ(←相違・隔たりの意味。アメリカの衣料品メーカーGapではない。)を少しでも埋めようという試みです。今回は(写真↓上から),内田先生(理科),輿水先生(英語),榛原[はいばら]先生(家庭科)の3人の先生にお越し頂き,実際に授業をしていただきました。ちなみに今年度,榛原先生には4年生の総合的な学習の時間に於いても,何度も小学校に足を運んでいただきました。



2024年2月16日金曜日

子どもが成長する喜び

今日は,児童総会がありました。三枝縁会長をはじめ,執行部の皆さん1年間お疲れ様でした。有難うございました。とても落ち着いた雰囲気の中,しっかりと話し合いが行われ,素晴らしい総会となりました。


 


朝,隣を歩いていた1年生から声を掛けられました。「校長先生,時計読める?」と。「ぼく,読めるよ」につづけて「長い針が1は5分。2は10分。3は15分。4は20分。・・・11は55分。12は60分」と。当然「君,とってもおりこうさんだね」と誉めました。すると彼曰く「ほくは,おりこうだから」。やー感激しました。先日の1年生のPTA総会の折にもお話しさせていただいたのですが,4月当初は黄色の帽子が歩いているといった感じだった1年生が,心も体も,そして頭の中も成長し,押しも押されぬ押杜っ子に成長してくれたこと。大事なお子様方をお預かりする小学校の校長として,これに勝る喜びはないと痛感した瞬間です。そして今,本校だけでなく,日本の教育界は,子どもたちの自己肯定感をいかに高めていくかという教育課題を抱えています。そんな中,校長に学んだことをお話ししたり(←教育界的には「発信」とも言います),自分のことをお利口と思っていたりしている。自信という名の生きていく上でのエネルギーを確実に育んでいる。大事なことだと思いました。この1年生のような押杜っ子を育てていかねばと,思った次第であります。



2024年2月15日木曜日

まとめの時期

今日は,4月以来,5年生の総合学習においてインタープリター(自然と人との「仲介」となって自然解説を行う人物)を担ってくださったHOOKかんきょう『協育』代表の野澤先生による最後の授業がありました。前々回,PHOTOスタジオ社長の小宮山様の手ほどきでそれぞれが撮ったお気に入りの写真に付ける詩を作るという授業でした。詩を作るといっても自由な詩を作るのではなく「押杜」の,「お・し・も・り」が頭にくる4行詩(例えば,おどろいた 自然の豊かさ もっと学びたい 理想の自然の姿を ←といった詩)を作るという課題でした。Vocabularyが少ない子どもたちには少し難しかった「鴨」しれません。


一方,同時刻。多目的室では2年生が「6年生を送る会」で全校で歌うSmile againという合唱曲の練習をしていました。コロナ禍では,ほとんど合唱が出来なかったものですから,子どもはもとより指導に当たる先生方も大変です。
私は午前中,県教委主催の「令和6年度山梨県学校教育指導指針に係る説明会」(zoomで開催)があり,来年度の学校経営に反映させるべく,しっかりと研修しました。おいおい,保護者の皆様方にも御説明いたします。





2024年2月14日水曜日

『感謝の気持ち DE スマイルカード』

 児童会本部は今,カードに感謝の気持ちを書き,相手に伝える『感謝の気持ち DE スマイルカード』という活動を行っています。そのような中,私にも2枚のカードが届きました。有難いことです。怜奈さん,朝葉さん,ありがとう。微力ですが,引き続き頑張ります。




2024年2月13日火曜日

小学校生活最後の授業参観

先週から実施してきました授業参観+学年部会も,本日の6年生をもってお陰様で最終日となりました。御協力に深く感謝申し上げます。さて,6年生にとっては,本日が小学校生活最後の授業参観でした。千秋楽の今回は,1人1人が自分の夢と保護者への感謝の気持ちを伝える発表の場となりました。私は残念ながら,他学年の授業に出向かなければならなかったので,子どもたちの発表に立ち会うことは出来ませんでしたが,朝の練習で発表や合唱をきかせてもらいました。また,授業後の部会では,祝意をお伝えしつつ,学年の先生方より卒業式の概要についても御説明させていただきました。


その一方で,3月1日(金)に実施する6年生を送る会の場で,6年生に送るプレゼントの「記念写真」撮影がスタートしました。運動会をはじめ,色々な場面で学校生活を共にした縦割り班単位での撮影です。


2024年2月9日金曜日

「授業参観+学年総会」Week

今週は5年生の「授業参観+学年総会」に始まり→4年生→3年生→2年生と開催させていただき,本日は1年生と、「授業参観+学年総会」Weekでした。連休明けに6年生が,小学校生活最後の授業参観と学年総会を予定していますが,宜しくお願い致します。今日の1年生は,生活科「もうすぐ2年生」と題して,間もなく入学してくる新1年生に,小学1年生の学校生活を紹介するという仕掛けの下,1年間を振り返るという授業でした。思えば,黄色い帽子が歩いているといった感じだった1年生も,身体も心も,頭の中も大きくなり,押しも押されぬ押杜っ子へと成長しました。間もなく,黄色い帽子も卒業です。


さて,今朝のことです。いつもどおり子どもたちの登校指導に河東中島区に出向いたところ,どこからともなく木材のいい香りが・・・。見回すと,本日棟上げ式といったお宅の現場に,工事関係者が多数お集まりでした。私が小学生の頃(昭和40年代後半)は,この風景は御建前に伴う餅投げのサイン。その日は早く家に帰って,餅を拾おうと,もぉ~ウキウキの1日でした。餅投げに出会わなくなって,どのくらいの時が経ったでしょうか。「失われつつ」なのか「失われた」なのか。懐かしい光景・風習を思い出しました。 


2024年2月8日木曜日

募金のその後

本校6年生が,昭和町ふるさとふれあい祭りで,自分たちが製作・販売した「ハトの陶器マグネット」の売り上げの多くを,UNICEFの「ウクライナ募金」に送金したことは,1月19日付けblogで御紹介したとおりです。この度,その募金を受け,公益財団法人日本ユニセフ協会 ユニセフ学校募金委員会 会長 赤松良子 様のお名前で,感謝状が届きました。こういった活動をとおして,6年生のみならず,全ての子どもたちの心の中に,世界や平和について関心を向ける目(芽)が育まれることを,期待したいと思います。


冷え込みの厳しかった昨日の朝,キンキンに冷えたガードパイプに空気中の水分が着氷し,その氷が朝日を受けて,ダイヤモンドのように光り輝いていました。スマホのカメラではこれが限界です(;_・)



2024年2月7日水曜日

気付かないもの,見えないもの

Spiritualな話ではありません。教職を生業とする者として,折々に「学校の役割とは何か」という事を考えます。その中で,学校には,計算など「できなかったことをできるようにする」役割や日本の歴史など「知らなかったことを知らせる」役割の他,日常生活に於いて,親の愛情,家族の支えなど「気付かなかったものに気付かせたり,見えなかったものを見えるようにさせる」役割もあると考えるようになりました。昨日,以前は「2分の1成人式」と銘打って行っていた4年生による「10才の誓い」(←授業参観として実施)の会を,多くの保護者様の御参加を得る中で開催しました。少々大げさかも知れませんが,こういった人生の節目,進学や就職,はたまた結婚といった場面で,改まって自分と向き合う機会を持つ,或いはそういったことの積み重ねが人を成長させるのではないかと,考えています。





2024年2月6日火曜日

幼き日の経験と思い出

教職員の皆さんには通常出勤を願い,学校付近の通学路や交差点・信号待ちの箇所の雪かきを行ってもらいました。その後,臨時の朝会を行い,2時間遅れの学校業務がスムーズに流れるよう打合せを行いました。そして,分担を決め,主要な交差点で登校指導を行ってもらいました。私は築地新居に向かいました。すると,通学路点検の折に必ず「道幅が狭くて危険」とのお声が上がる道に,雪かきにより一筋の歩道が通していただいてありました。子どもたちが難儀するであろうと,雪をかいてくださったのでした。感謝・感謝・感謝。改めて学校教育は多くの皆様に支えられていると,胸の熱くなる思いがしました。

昨日16時発出の全校一斉メールで,長靴やお着替え,汗拭き用タオルの持参を御依頼させていただきました。1時間,授業を割いて“雪遊び”を経験させてあげたいと思ったからです。甲府盆地に於いては,雪だるま(snowman)が作れる程の降雪は,めったにありません。雪が降ってもすぐに溶けてしまったり,友達と雪で遊ぼうと思っても夜であったりと,なかなかタイミングが合いません。ところが今回は,子どもたちに「どうぞ,思いっきり友達と楽しんで,楽しい思い出をたぁ~っぷり作って下さい」と言わんばかりの👍タイミング。ここで,雪遊びの時間を設定せずして,何が「魅力有る学校づくりかぁ~!」と思った次第。全校で,雪遊びの時間を設定させていただきました。素手で雪つぶてをいくつも作り,指先が真っ赤になりじんじんと痛む感覚。友達が投げた雪が襟首から背中に入り込み,冷たく濡れたシャツの不快感。お友達だけでなく,先生とも雪で戯れた経験。皆で力を合わせ,背丈程のsnowmanをつくった経験と思い出。そんな時間を持って欲しかったのです。4校時,校舎内の静寂に,子どもたちの満足感を感じ,私は幸せな気持ちになりました。





朝の兼六園。あっ間違えた,押杜デース。


2024年2月5日月曜日

白銀の世界

予報どおり,雪となりました。気になる明朝のことにつきましては,この後,午後4時(16時)に「あんしんメール」にてお伝えします。ちなみに,近隣市においては,下校時刻の引き上げを行う所もあると,情報も得ています。しかし,それらはいずれも山を抱えているか,スクールバスの都合で,山も無ければスクールバスも無い本町に於いては事情が異なります。町教委とも連絡を密にしながら,3小学校足並みを揃えて対応しておりますので,御安心ください。さて,雪遊びのルールとして,降雪中は外で遊ばない。雪を室内に持ち込まないなど,いくつかの確認事項があります。めったに雪が降らない甲府盆地で,それなりの積雪があるので,遊ばせてあげたいのも山々なのですが・・・。インフルエンザや新型コロナの蔓延が依然として危惧される中,降雪中の雪遊びは残念ながら許可できません。一方,明日午前は,せっかくの機会なので,校庭で是非,雪遊びをさせたいと思います。追ってメールで御連絡致しますが,汗拭きタオルと着替えを持たせてください。お願いします。