「中1ギャップ」と言う言葉や教育課題を御存知でしょうか。10年程前から教育界において問われるようになった教育課題で,「一部の子供が、小学校6年生から中学1年生に進級した際に被る、心理や学問、文化的なギャップと、それによるショックのことである」と一般的に解されています。原因としては,「先輩・後輩という関係の出現」,「異なる小学校出身者同士の人間関係の構築」,「勉強の負荷の増大」,「第2成長等に起因するいじめの激化」などが指摘されています。具体的には中学校生活になじめず,「不登校」に陥ったりするケースも散見されることから,昭和町教育委員会では,この教育課題に取り組むべく,小中の連携を積極的に行っています。先週の木曜日,この取組の一環として,中学校の先生方による,6年生を対象とした出前授業がありました。中学校入学以前に,中学校の授業の雰囲気に慣れたり,顔見知りの先生を作ったりと,子どもが感じるギャップ(←相違・隔たりの意味。アメリカの衣料品メーカーGapではない。)を少しでも埋めようという試みです。今回は(写真↓上から),内田先生(理科),輿水先生(英語),榛原[はいばら]先生(家庭科)の3人の先生にお越し頂き,実際に授業をしていただきました。ちなみに今年度,榛原先生には4年生の総合的な学習の時間に於いても,何度も小学校に足を運んでいただきました。