2024年9月11日水曜日

僕は,君たちのことを信頼している

 昨日,児童が下校後のこと。教頭先生のところに,県道市川三郷線を車で走行していたドライバーさんから1本の電話がかかってきました。聞けば,押しボタン式の信号が赤に変わったので停車したところ,横断歩道を渡る子どもが横断歩道上を行ったり来たり。明らかにふざけている様子。「危険なので,注意した方が良い」との御忠告でした。教頭先生が,「どのように,対応しましょうか」と,早速,私の所に御相談に訪れました。私は即,「子どもたちに状況を話し,心当たりの子どもは自分から名乗り出るように,先生方に伝えて下さい」とお伝えしました。私の心には確信にも似た思いがありました。「押小の子どもならば,必ずや自分から名乗り出る」と。果たせるかな,朝の交通指導を終え校長室に戻ると,教頭先生が来室され,「校長先生の仰るとおり,2名の子どもが担任に付き添われ,私の所に来ました。叱りはせず,大変危険なので,横断歩道ではふざけてはいけないよと指導しましたが,宜しいでしょうか」と尋ねられました。当然,答えは「結構です」。

私は,とぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっても嬉しかたったです。幼子故,ふざけたり,いたずらしたり,時にはしてはいけないことをしてしまうこともあります。しかし,押小の子どもは,丁寧に話をしすれば反省できる素直な心を持ち,自分から名乗り出る真の勇気を持つ子どもたちであると,私は普段から信じていますし,「できる」と信頼しているからです。

子どもたちの名誉もありますから,当該児童が特定できるようなお話は出来ませんし,しませんが,私はお昼の放送で,「押杜っ子の手本」として,この子どもたちの素直さ,真の勇気を称える話をさせていただきました。人は,神様ではないから,過ちをおかしながら,成長する。その過ちを過ちのままで終えてしまうのか,勇気を持って成長の種に変えていくのか。これを支援するのが真の教育だと,私は固く信じています。僕は,押小の子どもたちのことを信頼しています。

“紫式部(ムラサキシキブ)”・・・本校にも沢山の「光る」君(きみ)がいます。