過日,「相談室に,僕のひいじーちゃんの写真があると思うんですが,弟に見せてくれませんか」と,5年男児が1年生の弟を連れて校長室を訪ねてきました。本校の相談室(会議室)には,歴代校長先生のお写真が掲げられています。聞けば,男児の母方のひいお祖父様が,本校第二十二代校長三神道雄先生とのこと。お兄ちゃんが,白黒のお写真を指さしながら,一生懸命,弟に,自分の知っている事を話していました。そのようなことの中で,本日はその弟君が,今度は友達を連れて相談室を訪問。そこに5年生が加わり,1年生の弟君と三神先生の名字が違うのはなぜであるとか,5年生が入学したときの校長先生は誰か,等といった身近な歴史に花が咲きました。自分の存在を時の流れに位置づけて捉える。これまたアイデンティティーの確立の視点からも,大事な教育ですね。思わず,NHKの番組を思い出してしまいました。