2022年11月22日火曜日

小さなHero

昨晩は午後7時より,第3回PTA学校委員会を開催させていただきました。「通学路の改善に関する町への要望」の報告,「冬休みの過ごし方について」,更に「来年度のPTA役員選挙について」等を協議して頂きました。それに先立つ,午後3時50分頃。教育委員会からの帰り道,郵便局前の歩道上で,下校途中の5年生男児と出会いました。すると,2人の内の1人が,「さようなら」と挨拶を交わそうとしたまさにその時「校長先生,木にマフラーがぶら下げてあります。」と私に告げてきました。とっさのことだったので「どこ?」と問い返した所,丁寧にその場所を教えてくれました。話のあった場所に行ってみると,ウールのステキなマフラーが,確かに木につるしてありました。すぐに落とし物で,誰かが木の枝に書けてくれたことが分かりました。とても柔らかい,いいマフラーだったので,さぞや落とされた方は探しておられるだろうと,学校に持ち帰りました。また,男児の私の声かけは,明らかに“それ”を期待していたモノであることも察しが付きました。何人の児童ともすれ違いましたが,私にマフラーのことを告げたのはその男児だけでした。大人の色合いだったので,小学生のものではないと思いつつも,今朝方,全校放送で,このマフラーについて持ち主を問うアナウンスをさせていただきました。すると,現れました。持ち主が・・・。正確には,持ち主のお子様が。聞けば,お母様が落とされ,学校の周りを探されていたとのこと。家でも話題にしていたのでした。人の心と,情報が繋がり,マフラーが持ち主の手に戻った瞬間です。気にとめない,見て見ぬふりをすることも出来たであろうマフラーを気にとめ,私に伝えてくれたことが解決のきっかけとなりました。琉我さん。優しい心をもったあなたは小さなHeroです。