かれこれ,40年程前の話。大学に入学し,教員養成課程の最初の授業「教育学原論」の授業で,オオカミに育てられたアマラとカマラの話を伺いました。そして,「人は人によって,人となる」はと言う講義を受けたことを昨日のことのように覚えています。まさしく,「新入生は押杜っ子の先輩によって,一人前の押杜っ子になる」と言う場面を目の当たりにしました。本日,1・2年生は協働して,生活科の授業で「学校探検」を行いました。
このように,2年生と1年生がバディーを組み,2年生が校舎内を案内するだけでなく,職員室に入る時の挨拶の仕方やマナーを指導してくれました。1年生が,幼稚園・保育園・こども園とは比べものにならない程大きな校舎内を理解できたというだけではなく,2年生にとっても下級生への接し方をとおして,上級生としての自覚,押杜っ子としての自覚を育んだ時間となりました。1年生の保護者の皆様。たかが3週間。されど3週間。4月4日の入学式の時の表情とは明らかに違う,成長の跡がうかがえると思いませんか。まだまだ,小学校に慣れるのに必死の日々だと思います。家では,日々の頑張りを誉め,精一杯甘えさせてあげていただきたいと思います。先生方は,意欲的に学校探検が出来るよう,訪問地毎のシールを用意してくれました。