私事で恐縮ですが,まだ「若手」と言われていた頃の話です。学級通信を,週1のペースで出していました。このblogと同じように,保護者に伝えたいこと(ネタ)が沢山あったからです。そして,そのほとんどが,子どもの姿に感動した内容でした。当然,「素晴らしい」という言葉が多くなりました。(私は,無意識に用いていたのですが・・・。)教員の世界には,保護者に出す便り等は教頭先生にチェックしてもらうという業界ルールが有り,当時の教頭先生も,私の拙い便りに毎回目を通してくださっていました。その教頭先生から,「深澤さんの便りには『素晴らしい』と言う言葉がたくさん出てくる。子どもたちが素晴らしいのは間違いないことだが,その子どもの行為を『素晴らしい』と称えられるあなたも素晴らしい」と誉めていただき,駆け出しであっただけに,自信を得た記憶があります。本日,1・2年生合同の集団演技の指導の折,指導にあたっていたある先生が,指揮台の上からまさしくこの「素晴らしい」という言葉を連呼していました。数十年前の,当時の教頭先生に誉めていただいた場面を,昨日のことのように,鮮明に思い出しました。そして,立場を超えて,幼子に「素晴らしい」を連呼する先生に,わたしは「素晴らしい」と感じた次第です。その1・2年生の集団演技ですが,お恥ずかしながら,私は子どもたちの前で目がうるんでしまいました。それ程,真剣な演技でした。子どもとは,本当に素晴らしい。西門近くの押杜で,小さな秋を見つけました。築地の道ばたに,こんなステキな花が咲いていました。