子どもたちの和やかな顔が見たくなり,昨日,終業後に八ヶ岳少年自然の家まて,車を走らせました。嬉しいことに,5年生は温かく迎え入れてくれました。ひとしきり,ナイト追跡の場面に付き合い,帰ろうとしたときのこと。名取鈴太郎君が,「教頭先生,校長先生にあれをあげて」と声を掛けてくれました。すると,教頭先生「校長先生,すごいお土産がありますよ」と仰り,昭和町の公用車から,名取君作の上記作品を私に手を渡してくれました。名取君は,森とのふれあいの中で,自身の感性にビビッときたものを拾い集め,一つの作品に仕上げたのでした。生け花の剣山(けんざん)に当たるところに,木の実の葉脈と思われるもの(ほおずきの葉脈をイメージしてください)を用い,その端には鳥の羽がさしてあります。胴体には,先の尖った小枝や,実を付けた草の穂も立体的に配置してあります。中央のくぼんだところにはクローバーの柔らかい葉が配され,尖った堅さと広がりのある柔らかさが,手のひらの中で見事に表現されています。配色も小枝の茶と野花のピンク。対象が目を楽しませてくれます。大事に昭和に持ち帰り,校長室に飾りました。何気ない自然の産物を,雑草・ゴミと見るか,自己表現の材料と位置づけるか。ここに,個人の感性が息づくと思います。しかも,鈴太郎さんという一人のが作成したお気に入りのオブジェを,私という個人にプレゼントしてくれる。感謝という言葉では言い表せない,むしろ,校長として,子どもたちのために頑張らねばと言う責務を感じました。やや,個人的なblogとなりましたこと,お許しください。午後3時過ぎには,子どもたちが帰ってきます。