2022年6月17日金曜日

昭和の子どもを育てるということ

 本校は週に1度,金曜日の放課後に終礼を行っています。校長が学校を取り巻く状況や課題の報告,学校経営上重要な確認事項の話を行う他,各担当から連絡・報告を行います。児童に関わる怪我等の情報交換もあります。そのような中,本日,登校指導担当から「昨年,田植えを終えた田に水を引き込む,水路の板をいたずらで外し,農家の方より苦情の連絡をいただいた。(←実際は,他校の子どもが行ったとのこと)今年は,そのようなことがないように。」との連絡があった。私はこの話は,とても重要だと捉えました。農業は,未だに,昭和町にとっては基幹産業。ましてや稲作は,ふるさと昭和にとっては”誇り”とも言える文化。いたずらに,やってもよいいたずらと,絶対にやってはいけないいたずらの2つがあるとは言いませんが,田畑の恵みにより人々が生計を立ててきた農村・昭和町において,農業の邪魔をするようないたずらは,決して有ってはならないこと。私はあえて発言をさせていただき,このいたずらは,昭和町においては特に許されないいたずらであるといった郷土の文化にも触れながら,子どもたちにしっかり指導するよう,先生方に伝えました。ちなみに,水を引き込む板のことを”マチ“(←町田市の「まち」のイントネーションではなく,サザエさんの作者・長谷川町子の「まち」のイントネーション)ということも併せて指導するよう依頼しました。私は,こういう指導をすることが,昭和の子どもを育てると言うことだと,考えています。雨で延期となっていた「CSクリーン活動(草取り)」を本日,児童と教師のみで行いました。御理解をお願い致します。