学校をお預かりする者として子どもたちの様子を見に行きます。1年生は広ぉ~く,天井の高ぁ~い体育館において,3組合同でゲームをしながら学習を行っていました。こうして,徐々にではありますがお友達や先生方,学校に慣れてもらいます。焦りは禁物です。3年1組石渡学級では算数の授業を行っていました。1・2年の積み重ねでしょうか。ノートの使い方も統一的になされていました。6年2組では,理科専科の土屋先生が,実験道具を教室に持ち込んで,早速,「てこ」の実験をしていました。そんな中,とあるクラスで気になる場面に出くわしました。教師が児童に指示を出している場面ですが,作業後だったため,当然教師の話を聞いている子もいましたが,3分の1の子は別のことをしており,そもそもベランダに出て作業の後始末をしている子もいます。子どもの学習の半分近くは,先生の指示・発問・説明を聞くという活動です。子どもに「聞く」構えができていないのに,教師が指示・発問・説明をしても意味がありません。学校に若手教員の占める割合が多くなったのは本校だけの特徴では無く,山梨県全体の特徴,ある意味課題でもあります。学校現場で,日々の教育活動を通して,教師の指導力を高めていかねばならない。そんなことを実感した瞬間でした。もう1題。月曜日から,校区内の旗振り場所に出向き,児童の通学指導を行っています。本日は,築地新居区内の「武内ハウジング南」という交差点で子どもたちを出迎えました。先は,トヨタレンタカー附近から通学してくる子どももいるとか。なるべく早い時点で,様子を見に出向きたいと思います。そんな中,築地新居の子どもたちと一緒に登校しました。学校近くの「昭和町役場入り口信号」(いわゆる『すてないで』様の前)にさしかかった時。何と登校班の班長は,自転車が通り抜けるスペースをしっかりと空け,班員を整列させていました。きっと,教師が指導したのでしょうが,そのことを教師が居なくともしっかりと実行できる。昨今,社会科教育学の分野では,学習したことを「生かす」という学習段階で,注目の「学力」です。想像するに,これまでの班長がこの教えを引き継ぎ,脈々と引き継がれているのでしょう。大事にしたい「教え」です。立派!