2022年4月18日月曜日

子どもたちはランドセルの中に,何を詰め込んでくるのか

月曜日の朝,しかも小雨が降っていました。今朝は県道甲府市川三郷線の,いわゆる「押しボタン信号」の横断歩道で,子どもたちを出迎えました。意図して大きな声で「おはようございます」の声をかけましたが,子どもたちの反応は心なしか“いまイチ"でした。気持ちが盛り上がらないのも,無理からぬことだと思いました。むしろこのような状況下,自分の背中を自分で押し,よく登校してきたな思いました。そこで,ついつい「よく来ましたね」の言葉が,私の口をついて出てきました。旗を振りながら"ふと",子どもたちは当然のように登校してきたけれど,果たしてランドセルの中には,どんな思いを詰め込んで来ているのだろうかと,気になりました。実は何人か,保護者に車で送られてくる子どもがいます。当然,怪我や病が理由の子どもがほとんどですが,中には送られてきた車の中で涙を浮かべている子どもも,極々僅かですが,たま~にいます。皆が皆,バラ色の夢や希望をランドセルの中に詰め込んで登校するわけではない。週明けの朝から,保護者に叱られたり,お友達との人間関係に悩んだり,理屈ではなく「あ~あ,学校休みたいな」といった,とにかくブルーな気持ちを詰め込んで登校してきている子どももいるのではないかと。そんな子どもの思いにどこまで寄り添い,帰宅時に同じ道を通るとき,何人に「今日もがんばって登校してよかった」と思ってもらえるか。そんな思いを提供できるか。学校の一つの使命だなと思いながら,旗を振りました。雨の日の中休み。子どもたちは思い思いに過ごしていました。6年1組と6年2組の間のWorkSpaceでは,児童会本部の皆さんが,児童総会に向けての準備を行っていました。1年2組小笠原学級では,お~お~,早速,作っていました。「おぬし,サクラダ・ファコリアかぁ~」(NHK「突撃!カネオくん」の口調で読んでください)。6年生の教師用ブースでは何人かの子どもが,保坂先生と綾取りに興じていました。






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