2022年5月25日水曜日

学校自慢は校舎以上に,この素晴らしき子どもたち

今朝はJR身延線「沼前踏切」で紙漉阿原の子どもたちを出迎えました。すると,遠く,住宅地の方から,明らかに班長が吹いた「横断」を知らせるホイッスルの音が。この班長,ほとんど交通量のない道の横断であるにもかかわらず,先生方の御指導を守り,登校班の安全確保のために笛を吹いたのだと思います。しかも,遠く離れた私の耳にも音が届くくらいの大きな音で。6年2組の甘利さんの真面目さ・真剣さに,頭が下がります。もう一題。一番最後の班と,「郵便局前」交差点まで登校しました。すると,郵便局ののき下に,一団が。気になり近づくと,班長と副班長がティッシュを丸め,幼子の鼻に差し入れていました。そう,女児が鼻血を出し,介護をしていたのでした。「これじゃー,ちょっと大きいかな」などと言いながら。班長5年2組菊地君。副班長5年1組輿水さん。本当に立派!校長賞!集団登校を巡っては,どこの学校においても,多くの御意見を保護者様からいただきます。子どもたちに対して,指導しなければならない課題も多々あります。そのような中での,「何故,異学年集団による登校班を編制し,登校させるのか」という根本的な問いへの大正解を,子どもたち自身の姿で見せてもらいました。「本校の自慢は校舎以上に,この素晴らしき子どもたち」。これが私の,偽らざる思いです。