2022年10月13日木曜日

博学の少女と夢追い人

朝の,私の楽しみの一つは,登校途中の子どもたちとのおしゃべり。私は意図して,花鳥風月に触れた話を振ります。河東中島・熊野神社方面に出向いた今朝は,櫛形山中腹に,それこそ見事な一直線の一だの雲が浮いていました。そこで,この雲を指さしながら,この雲について子どもたちに話を振りました。すると,その私の話が終わるか終わらないかのタイミングで,副班長の6年女子が口を開き,解説をし始めました。「校長先生,あれは,上の部分と下の部分で気圧が異なり,重くなった水分があそこで雲となり・・・」。私は正直,「気圧」なる言葉に不意打ちを食らってしまいました。とっさに,「どうしてあなたは,そんなことを知っているの?授業で学習したわけではないでしょ」と,問いました。すると「4,5年の頃,自分で調べた」とのこと。「理科は好きなの」と聞くと「好きです」と即答。「中学に進学して,得意科目があると強いので,是非引き続き,理科をがんばってね」とエールを送りました。6年生の音夢さん,素晴らしい。本校の校長室は御存知の方も多いかと思いますが,奥まったところにあります。ところが,いろいろな子どもが尋ねてきてくれます。そして,色々なお話をしてくれます。5年の瑞樹さんと太陽さんは,「皆を守りたい。困っている人を助けたい。」との理由から将来の夢を具体的に話してくれました。個人の夢なので,ここではお話しできませんが,いずれも崇高なお仕事です。5年生にして,社会貢献に自分の進む道を思い描く。尊いことです。皆,本校の自慢の子ども達です。