折々にお伝えしてきましたように,「ふるさと教育」の一環として本校自慢のビオトープを,昭和30年代の昔の川としてよみがえらせたい,そんな取組を1学期から行ってきました。その最終章として本日,山梨県水産技術センターの御協力を得て,同センターが調査を目的に捕獲した魚を,今川の支流であるビオトープ(本日を堺に,「押杜川」と呼称させたいと考えています)に放流しました。放流はこれまで,ふるさと昭和の川魚について学習を進めてきた3年生にしてもらいました。今回の今川の調査では,よしのぼり,かまつか,まどじょう,あぶらはや,こい,たもろこ,もつご,おいかわ,ぬまえびの生息が確認され,相当数を3年生の手で押杜川に放流しました。調査に当たられた同センターの先生方も,沼川の水の清らかさ,併せてその清流に誘われてか,希少な小魚も多数いたと言うことで,驚かれていました。ふるさと昭和の豊かな川に子どもたちに触れさせたいとの思いで,理科主任の土屋先生がしばらくの間,一部を水槽で飼い,他学年の子どもたちにも見てもらうProjectを計画中です。ちなみに,3年生児童の3分の2程度が,「今回初めて魚に触れた」との結果でした。更に,本校では,子どもたちに川への関心を抱かせたら事故が発生した,これでは教育にならないので,子どもだけで川へは行かない,重い物を背負って川をのぞき込まないなどの安全教育も,しっかりと行っていく予定です。今回の放流の模様を,山梨日日新聞の杉原記者様と広報しょうわ担当の海野様が,取材してくださいました。