中休み,子どもに誘われ押杜に。すると,池の畔にたたずむ柳が,心なしか鶯色に色づいていることに気付きました。青空をBackに,早春の風景です。さて,本日の担当は,6年2組担任の萩原先生です。6年生の近頃の様子をリポートしていただきます。実は,萩原先生にとっては,このクラス・学年が,教員人生初の卒業生となります。行間から垣間見られる,先生の教育に対する真摯な姿,初の卒業生を送り出す喜びとさみしさを,併せて読み取っていただければと思います。
今日、2月22日でいよいよ卒業までの登校日数が16日となります。あと1カ月と言うとまだもう少しあるように感じますが,日数に直すといよいよ卒業が近づいてきたと感じるようになりました。6年生の子どもたちも最近こんな言葉を口にします。「中学校には行きたいけど,卒業したくない。」中学校への楽しみ・ワクワク感がありながらも,小学校での思い出や名残惜しさが隣り合う不思議な感情です。ここからは,いろいろなものに「最後の」という言葉がついて回ります。「最後の算数,最後の集団登校,最後のさようなら,,,」さみしく感じるところですが,新しいスタートも同時に近づきます。先日は押原中学校から先生方が来校し,出前授業を行ってくださいました。子どもたちも「とても楽しかった。」と目を輝かせながら語ってくれました。ぜひ,中学校生活が子どもたちそれぞれに充実したものになってほしいと思います。
また,卒業をいよいよ3月17日に控え,卒業への歌の練習も力を帯びてきました。一昨日は,秋山均先生を講師に迎え,合唱の指導をしていただきました。この2年間は「歌う」という活動がなかなかできず,担任としてもとても心配していました。また,6年生はコロナ禍の影響もあり,自分の目で卒業式を見たことがありません。卒業式独特の厳粛な空気や卒業生の最後の想いが込められた合唱の迫力も感じたことがありません。6年生を送る会や運動会は目標とする6年生の姿がありましたが,今回は自分たちの手で創り出していかなくてはなりません。とても難しいことですが,子どもたちも1歩ずつ前に進んでいます。その姿は担任としてもとても嬉しく,誇らしく感じます。この子たちが一体どのような「卒業式」を創り上げるのかを楽しみにする一方で, 6年生の担任として悔いのないよう残された日々を全力で子どもたちと一緒に進んでいきたいと思います。(下の写真は,中学校の先生による出前授業の様子と秋山先生の合唱指導の様子)