朝，登校指導をするために各地区に出向き，最後の班に付き添いながら学校に戻ります。すると低学年の子どもが無邪気に話しかけてきます。黙って歩くというルールは有るものの，そこはじっくりと話を聞き，肯定的な返事を返します。そのようなことを重ねていると，気がつくと自然と私の手を握り，手をつなぎながら更に話を続けます。別の子どもは，「校長先生，誰と給食を食べているの」と聞くものですから，「校長室で，一人で食べているよ」と応えました。すると，「校長先生，今度，一緒に給食を食べよう」ですって。こういう経験を通して，子どもは自分の話を聞いてもらいたいと思っているんだな，という考えを強くします。実は日々働いている保護者の皆様こそ，本当は家族に話を聞いてもらいたいと思っていると思います。しかしそこは大人。疲れていても，子どもの話を聞いてあげてください。しかも，肯定的に・・・。すると，子どもの心は満たされ，大きく成長するのではないか。そんなことを考える近頃です。写真は，縦割り班の顔合わせで，リーダーの話に耳を傾けるお利口な白９班の面々。
